AI読書を要約で終えず、元の文章、自分の仕事、次の1回へつなぐ3つの質問を紹介します。
・元の文章・自分の条件・次の1回をつなぐ3つの質問
・短い文章から、次の会議で使える提案メモを作る見本
・AIの要約を原文に戻し、次に試す行動まで決める方法
要約を読んだあとに残る問い
本をAIで要約したあと、明日の仕事で何を変えますか。
ここが出てこない人へ、今日は3つの質問を紹介します。
短い文章を材料に、読書メモを「次の会議で使える提案メモ」へ変えるところまで、具体的に作っていきます。
先に質問を言うと、元の文章は何を言っているか。
自分の仕事でも、その条件が成り立つか。
そして、次の1回で何を試すか。
本の知識をたくさん並べるより、この3つがつながる方が、行動を決めやすくなります。
今日は、こちらで作った短い文章を使います。
手元に本がなくても、3つの質問で何が変わるか、一緒に追える形にしました。
1つ目の質問は原本に戻る
AIで本を読むとき、最初に聞きたいのは「要点を3つ」だけではありません。
「その説明の根拠は、元の文章のどこですか」と聞いてください。
要約で省かれた条件まで戻れると、使いどころを間違えにくくなります。
例えば、「選択肢を示すと相手が判断しやすい」という説明があったとします。
そこで「選択肢は多いほどいい」と覚えたら、意味が変わるかもしれない。
元の文章に「材料が足りないときは、選択肢を増やすとかえって迷う」と続いていたら、その条件も必要です。
AIには、結論と、その結論が当てはまる条件を分けてもらう。
自分でも根拠の箇所を読む。
場所を示せない部分は、確認できていないままにする。
まずは覚えたい1つの主張だけで、ここまでやってみてください。
説明用短文で差を見せる
今回の説明用の文章は、こうです。
相手が判断できるよう、提案には目的、選択肢、条件を添える。
ただし、材料が少ないときに選択肢を増やすと、かえって判断が遅れる。
決まっていない点は、質問として残す。
この3文は、本からの引用ではなく、この説明のために作った文章です。
ここから「提案には選択肢を入れる」とだけ抜き出すと、確かに間違いとは言い切れません。
でも、条件が抜けていますよね。
明日の会議に案を10個持っていって、どれにしますかと聞いても、相手は困るかもしれない。
知識を増やしたのに、判断する負担まで増やすことがあるんです。
この短文なら、AIへの依頼は「結論、条件、まだわからないことを分けて、それぞれ根拠の文を示して」です。
結論は、判断に必要な材料を添えること。
条件は、材料が少ない段階で選択肢を増やしすぎないこと。
相手の目的や予算は、この文章だけではわからない。
この区別ができると、次に何を聞くかまで考えられます。
2つ目の質問は自分の条件との照合
本の内容を仕事に使うとき、「正しいことが書いてある」と「今の自分に合う」は別です。
AIには「この考えを使える条件と、使わない方がいい条件を、私の状況に照らして分けて」と聞いてみてください。
そのために、自分の状況も具体的に渡します。
例えば、会議で発信の方針を決めたい。
でも、目的も予算もまだ決まっていない。
この場合、投稿の案を大量に出すより、まず「誰に何を届けたいか」を確認した方がよさそうです。
逆に、目的と条件が決まっているなら、案を比較する段階へ進めます。
AIが出した案をそのまま採用する必要はありません。
自分の状況と合っている理由を、1つ説明できる案を選ぶ。
まずは困っている仕事を1つ書いて、本の考えを使うか、今回は使わないかを決めてください。
自分の判断を1枚へ落とす
では、さっきの短文を、発信の打ち合わせに使うとしたらどうなるでしょう。
説明用の設定として、次の会議で、新しく見てくれる人に向けた投稿を1本決めたいとします。
ここで「本に書いてあったので案を増やしました」だと、会議で決めたいことと少しずれます。
僕なら、提案メモの最初に「今回決めたいこと」を書きます。
今回なら、新しく見る人のどんな疑問に答えるか。
次に、比較したい案を2つだけ置く。
例えば、サービスの内容を説明する案と、よく聞かれる疑問に答える案です。
2つが万能だからではなく、この説明では違いを比べやすいから2つにしています。
そして、未確認の条件を残します。
初めて見る人から、実際に何を聞かれることが多いのか。
その記録がまだなければ、よく聞かれると決めつけない。
「問い合わせの記録を確認してから選ぶ」と書く。
ここに、自分たちの仕事としての判断が入ります。
つまり、読書メモに「目的、選択肢、条件が大事」と書くところから、提案メモに「何を決めるか、何と何を比べるか、何が未確認か」を書くところまで進める。
同じ知識でも、作るものが変わっていますよね。
AIには、この形への整理を手伝ってもらえます。
3つ目の質問は次の1回を決める
読んだ本を仕事で使うなら、最後に「明日から全部変える」まで広げなくていいです。
AIには「次の1回だけ試せる行動と、終わったあとに見ることを1つずつ出して」と聞いてみてください。
小さく試すところまで決めると、読むだけで終わりにくくなります。
例えば、次の会議の提案メモに、決めたいことと未確認の条件を先に書く。
会議が終わったら、何を決める会議なのかを説明し直す場面があったかを見る。
うまくいったと決めつけず、起きたことを短く残します。
変化がなければ、別の条件が足りなかったのかもしれない。
次に直すのも1つで大丈夫です。
行動、確認すること、次の修正。
この3つを1行ずつ書いてから本を閉じると、学んだことを試す準備ができます。
Notebookの新機能をどこに使うか
この流れで見ると、AIの新しい機能も使いどころが見えてきます。
Googleが10月21日に案内したGemini Notebookでは、スライドや動画を作るとき、完成させる前に構成案や制作メモを確認して、意見を返せる流れが紹介されています。
提供は段階的なので、手元に同じ表示があるかは確認が必要です。
僕がここで使いたいのは、いきなりきれいな読書スライドを完成させることより、構成の段階で「自分の判断が入っているか」を確かめることです。
原本で確認できた内容、自分の状況、次に試す行動。
この3つが混ざっていないか、作る前に見直します。
例えば、構成案が本の要点ばかりなら、「最後に、この条件なら次の会議で何をするかを加えて」と戻す。
逆に、本にない主張まで著者の考えのように書かれていたら、そこを分ける。
自分の案は自分の案として出す。
見栄えを整える前に中身を直せると、資料を作ったあとで全部やり直す手間も避けやすくなります。
もちろん、本を楽しむだけの日まで、仕事の行動に変える必要はありません。
仕事に使いたくて読む1冊で、この流れを試してほしいです。
本そのものを渡せない場合でも、自分で書いた読書メモと、確認できる元の箇所を使えます。
AIの説明だけで読んだことにせず、気になったところへ戻るために使ってみてください。
今日から試すことと特典
今日は、要約の先へ進む3つの質問を話しました。
元の文章は何を言っているか。
自分の状況でも使えるか。
次の1回で何を試すか。
いま読んでいる本があるなら、気になった1つの考えで、この3つに答えてみてください。
そのまま使える質問文と、今日の説明用短文、提案メモの完成記入例を、資料にまとめています。
必要な方は概要欄のLINEから「読書を実践」と送ってください。
まず1つ試して、自分の仕事で何が変わったかを残す。
次の読書につながるのは、その記録だと思います。
よくある質問
最初にAIへ何を聞きますか?
元の文章は何を言っているか、その根拠と条件を原文に戻って整理します。
要約からどう行動へ進めますか?
自分の仕事でも条件が成り立つか考え、次の1回で試すことを決めます。
実際の本が必要ですか?
本編は説明用の短文を使っています。同じ問いを自分が読んだ文章へ置き換えられます。
今回の資料
AI読書を次の仕事に変える3つの質問と完成記入例を用意しました。
公式LINEで「読書を実践」と送ってください。
https://utage-system.com/line/open/v5zofvPWc3tl?mtid=OD10n0AuSOoM
受け取ったら、読んだ文章1つについて、次の会議で試すことを1行にする。

