AIの動画編集が「完了」になっても、字幕の言葉が途中で切れ、音楽で声が聞き取りづらければ、その一本はまだ仕上がっていません。
判断するのは編集画面の状態より、実際に書き出して再生する動画です。
今回の材料は本人の横動画で見つかった修正記録です。
左上の見出しが完成ファイルでは細いまま残ったこと、字幕の言葉が途中で切れたこと、音楽と効果音の役割が混ざったことを、次の修正票へ変えます。
字幕は文字数より「一枚で伝わる意味」を見る
実際の検査では、「届いているのに」が「届いてい」で切れ、次の字幕を待たないと意味を追えない箇所がありました。
機械的な文字境界の確認を通っても、読む人には不自然です。
教材の例なら「全部を捨てなくて大丈夫です」を「全部を捨て」/「なくて大丈夫です」へ分けると、最初の画面が反対の意味に見えます。
「全部を捨てなくて」/「大丈夫です」なら意味がつながります。
画面の余裕があれば、一文を同じ字幕へ置く選択もあります。
否定語や条件は、次の字幕で初めて現れると誤解を招きます。
自動字幕を使った場合も、前後の二枚を続けて読みます。
「無音」を切る前に画面の動作を見る
「この箱へ入れます」と話しながら手を伸ばす場面では、声が止まっても説明は進んでいます。
その間を切ると、物が急に移動して見えることがあります。
次の言葉を探し、画面でも何も変わらない時間なら、詰める候補です。
切った後は言葉の頭と語尾を聞き直し、必要な動作が終わるところまで残します。
AIへの指示も「テンポを良くして」だけで終えません。
「箱へ手を伸ばして置き終える動作は残す。
言い直しだけを短くする」のように、残す情報と削る部分を分けます。
声・BGM・効果音は別々に聞く
音楽が大きいと、平均音量の数値が適正でも、一つの結論が聞き取れないことがあります。
話し始め、曲が変わる位置、最後の案内をスマホの普通の音量で聞きます。
拍子木1・2は音楽ではなく効果音です。
悪い例から修正後へ切り替える、結論の一語を表示するなど、画面と意味が変わる時刻へ置きます。
言葉の後で鳴れば遅く、声の上で大きく鳴れば一語を隠します。
音の数を増やすことより、それぞれがどの変化を知らせるかを決めます。
音を鳴らした瞬間に文字や色も変えるなら、耳と目が同じことを知らせるか通しで確かめます。
修正票は原因別に一行ずつ
-
字幕の文言:「なくて」を前の字幕へ移す。
発話は足さない。
書き出しの該当箇所と前後を再生する。 -
字幕の時刻:話し始めで出し、話題が変わる前に消す。
声と字幕の同期を確かめる。 -
間:箱へ入れる動作を最後まで残す。
映像と語尾を両方確認する。 -
BGM:結論の声が普通の音量で聞けるよう調整する。
話し始め、曲替わり、最後を聞く。 -
効果音:修正後カードの表示と同時に短く鳴らす。
画面変化と音の時刻を照合する。
字幕の文言、出始め、消える位置は原因が違います。
一箇所を直すために全字幕を一括移動すると、合っていた場所までずれることがあります。
元の書き出しと修正版を同じ画面・音量・時刻で見比べ、何が改善したかを言葉にします。
修正版だけを見て「良くなった気がする」で終えないためです。
よくある質問
編集アプリ内のプレビューで十分ですか?
本人の例では、編集画面で直した見出しが書き出しに反映されていませんでした。
視聴者が見る書き出しファイルを確認します。
字幕は短く速く出すほど良いですか?
短くても、否定や条件が切れれば誤解が増えます。
意味のまとまりと実際の発話に合わせます。
効果音は多いほど良いですか?
必要な変化を伝える場所に使います。
声を隠す音や役割を説明できない音は見直します。
動画と実践素材
「字幕・間・音の修正指示キット」は、ソウタのAIインスタ大学の公式LINEを友だち追加し、トークで「編集三点」と送ると受け取れます。
受け取ったら、まず自分の動画の短い区間を一つ選び、字幕・間・音の修正箇所と理由を書き出してください。

